2013年8月5日月曜日

ブレインジム デイのご報告 8月4日 中野サンプラザにて

第一回ブレインジムデイも盛会のうちに終わりました
今年インドネシアのバリで開催されましたブレインジム世界大会でプレゼンをした4名の
報告会をしようという主旨で企画がスタートした今回のブレインジムデイ

『トラウマからの回復』~ブレインジムの「動き」がもたらすリカバリー~
の出版記念講演も加えて、ブレインジムの可能性をご紹介する一日となりました

 ご来場の皆さん、準備スタッフの皆さん、遠方&お近くからお集まりくださったインストラクターの皆さん

本当にありがとうございました
 金雄一さんはブレインジムがやりやすくなる体の不思議な動きや筋肉の調整を
なんと古武術から応用してくださり、会場は驚きと「面白い」「不思議」の歓声が何度もあがりました
私は、金さんが「日頃から体の動きを考えているのが好きだから」と仰った言葉が
とても心に留まりました
金さんの話しぶりやお人柄からは私だけでなく、どなたからもその実直さや誠実さ
穏やかさを感じられると思います
実は私はブレインジムに出逢う前に金さんの古武術の先生の勉強会のことを知り
行こうかどうしようか迷っていたことがありました
福祉大学に通っていた頃でしたので、介護で腰を痛めるという社会人同級生達の言葉から検索した記憶があります
巡り巡ってこうして、今の私に使える形で教えて下さる金さんにお会いできることは本当にありがたいなとも思いました
好きこそものの上手なれという言葉がぴったりな方でもあります

午後の灰谷孝さんの類まれなファシリテートと遊び心満載のプレゼンに
会場は盛り上がりっぱなしでした
子どもたちを自由に遊ばせるスタンスというのは大賛成です
私の両親のなれそめでもある児童福祉施設ではずっと
『子供には子供の世界がある』を提唱していました
保育士の資格の勉強をしていたときにも
『遊びの中に遊びがある』という言葉に触れて、遊びに夢中になることが
様々な発達を促していくことを知りました

それを、ブレインジムを通して親御さんと一緒に育んでいく灰谷さんのあたたかさを
皆さんも感じ取られたプレゼンだったのではないでしょうか
「子どもたちが遊び方を教えてくれる」
相手をリスペクトし、さらにコンサルタントとしての観察力があってこその気づきの言葉に拍手喝采でした

白木原雪乃さんのプログラムは、ネタバレしないほうがいいので(笑)
笑いあり涙ありのオリジナルプログラムに参加者の皆さんは思うところが
多々あったのではないでしょうか
今回は白木原さんのお手伝いで、道具を配ったり、ティッシュを配ったりしていたので
私は実習できませんでしたが
バリで白木原さんのこのプログラムを受講した時に感じたことは
『死生観を学ぶ大切さ』でした

大学でも、以前入っていたホリスティック医療に関するNPOでも
キュープラーロスの古典的名著書を題材に、死生論について学ぶ機会がありました
白木原さんのワークを見守っていて
勉強していた当時感じたことが東北震災を経てさらに自分の中で変化していることにも気づいたりしました
(この話題はまた別の機会に)

私のパートは、
ブレインジムに関するペアレンティング(親子調整・親子関係)をベースに
その場の皆さんのニーズに触れるのではないかと思われるワークとお話を選びました

・参加者のお仕事上の支援対象を伺い、
・幼稚園等で使える親子関係のデモンストレーション
・学校に伺って生徒にご紹介するときのPACEの紹介の切り口
・OBOを活かした学校での生徒の座席配置
・合気道の児童向け遊びを用いたアイコンタクトの練習
・左脳のあくしゅ 右脳のあくしゅ
・インナーメッセージが作り出すその人の表情(非言語コミュニケーション)
・インストラクター向けには、インテークとアセスメントにからめて
支援者としてのバランスについてお伝えしました


18時からの精神科医の五十嵐先生、精神保健福祉士&薬剤師の五十嵐郁代先生の講座は
大学の授業を思い出しました
実は五十嵐郁代先生が直前に
「今日の4人の方の講演は、今日私がお伝えしようと考えていた内容に共通するお話でした」
と仰り、内容の勘合性があることにも驚きました
思いもよらず、全体の流れと、最後の五十嵐ご夫妻の講演に続く統一感があったブレインジムデイとなりました

参加者の方の中には、「まだブレインジムをPACEしか知らない」
と仰る方もいらしたので
次回は、多くのインストラクターにご参加いただき
あらゆるブレインジムの紹介をしながら、ブレインジムの可能性につなげていきたいねと
スタッフ一同声を揃えて閉会となりました

ブレインジムとは?